着付け教室のレッスンで、今回は「銀座結び」をお稽古してみました。
名古屋帯で結ぶ、お太鼓結びの変形バージョンです。
「銀座結び」は、戦後銀座のママさんが名古屋帯を使って「角出し」をアレンジしたもの、だと言われています。
ちなみに「角出し」とは、歌舞伎の町人の女性などでみかける、「引き抜き」という(結構難しい!)技法を使った、帯揚げや帯締めを使わない結び方です。
パッと見は、よく似ています。
今回の「銀座結び」は帯枕を使わないので、ねじる方法で帯を結び、帯枕のかわりに腰ひもを使ってお太鼓のてっぺんをつくりました。
お稽古してみると、帯を結ばなかったりするので、結構皆さん簡単に結ぶことができました。
ただ、お太鼓結びとはまるで手順が違うので、忘れないように、時々お稽古に入れていきたいと思います。
皆さんお家にある名古屋帯を各々持ってきて頂いているので、色々なタイプの名古屋帯で銀座結びをしたのを拝見しましたが、芯が入っている固めの帯や織の帯の方が仕上がりが綺麗なようです。
これからの季節は単衣の着物に博多帯で結んだり、薄物の着物に銀座結びと日傘という組み合わせも、粋で素敵ですね♪