用があって大森に行きましたら、ずらーっと露店が出ていました。何のお祭り?と思ったら、鷲(おおとり)神社の酉の市でした。
酉の市という言葉は、清元「北州」にも出てきます。北州とは吉原の事で、吉原が江戸城より北にあることからそう呼ばれるようになりました。
「北州」は、吉原の四季を歌っています。江戸時代の吉原は今とは違い、ある意味文化の中心地。日本舞踊の踊りの歌詞には、吉原を歌ったものが沢山あります。
♪…約束堅き神無月に 誰が誠より本立(ほんりゅう)の 山鳥の尾の酉の市 妹(いも)許(がり)ゆけば千鳥足…
「北州」の後半部分の歌詞です。「神無月」は陰暦十月。ここから吉原の冬を歌っていきます…
しかし今日の東京の最高気温は21℃超…どうなっているのでしょう?
大森の鷲神社の向かいにある天冨久さんで、ランチの天丼を頂きました。たまたまテレビを見ていたら紹介されていたのですが、前回伺ってボリュームとお味に満足したので再訪しました。そしたら奥さんが私を覚えていてくれました。なんだか嬉しい!
帰りに鷲神社でお詣りして、熊手を購入。最初は小さい熊手から始めて年々大きくするのが良いそうで、というか前の年より小さくすると商売縮小?ということらしく、ビギナーの私は一番小さい鷲神社印の物を頂いてきました。
今年の酉の市は
一の酉 11月5日(木)
二の酉 11月17日(火)
三の酉 11月29日(日)
です。
三の酉まである年は、火事に注意だそうです。
確かに、先日のお会式3日目に明治通りで消防車が32台出動する火事があり、私たちの連は火事現場近くにいたため通り抜けることができず、やむなく撤収になったという残念な年でした…(´;ω;`)
くれぐれも火の用心を!